MENU

出世する人に共通する7つの特徴(能力が高いだけでは出世できない理由)

こういう相談を、よく同僚・先輩・後輩から受けます。

・真面目に働いているのに、努力しているのに出世のチャンスが回ってこない
・同期入社で同じような仕事をしているのにも関わらず、あいつばかり出世する
・なんで、あなたはそんなにどんどん出世できるの?

こうした悩みや不満、疑問を持っている方は、多いのではないかと思います。
この記事では、日系の大企業にて最年少でマネージャー、経営戦略室長になった私自身の経験と上司からの教えを振り返り、出世する人に共通する特徴、今日から始めるキャリア戦略をまとめました。

目次

出世する人に共通する7つの特徴

まずは結論から。
基本的なビジネススキルはある前提で、その中でも出世する人に共通する特徴は以下の7つです。

  1. ポジティブである
  2. 目標達成に強いこだわりがある
  3. 目の前の仕事に没頭している
  4. 自分なりの創意工夫ができる
  5. ●●と言えば・・・、で連想される
  6. 対人関係スキルが高い
  7. 上司に恵まれている

順番に解説していきます。

ポジティブである

「できない理由」から考える人、結構います。こういう人は出世できません。
いかに難しいミッションであっても、まずは「できる前提」で考え始める。そして「できる方法」を考える。昇進すればするほど、仕事の難易度は上がります。ポジティブじゃなければ、仕事は務まりません。

目標達成に強いこだわりがある

「目標達成してない奴の言うことは無価値だ!結果を出してからモノを言え!」と言われ、悔しい思いをした経験があります。でも、マネジメントの立場になると、よくわかります。数字にシビアであり、結果へのこだわりが強い。これがビジネスにおける「信頼」です。
たまに、そうじゃない人が昇進しているケースもありますが、すぐ頭打ちになります。これが現実です。

目の前の仕事に没頭している

皆さんは、目の前の仕事に没頭できていますか?退屈だったり、やる気が出なかったり、常に不安を感じていたり。そんな状態ではないですか?もし当てはまるようだと、その「仕事のレベル」と「あなたのスキル・能力」が合っていません。
仕事のレベルとスキル・能力がうまくマッチし、その仕事に没頭・集中できているときの状態を「フロー状態」と言います。一見、同じ仕事をしていて、同じ結果を出しているように見えても、その時にフロー状態に入っているか(没頭しているか)で、そのあとの伸びは全く違いますし、あなたが「伸びる人であるかどうか」を実は見られています。成長できる人に投資したい、そう思うのが普通です。

自分なりの創意工夫ができる

私は仕事をよく「カレー作り」に例えます。まず大事なのは「レシピ通り」に作ること。
でも、味で差をつけるには、隠し味を入れる、煮込み時間を変える、食材にこだわるetc…と「自分なりの工夫」をすることが必要です。「レシピ通りのカレーの味」ではなくて「●●家のカレーの味」を作る。それがユニークさを生み、あなた自身の独自価値になります。この独自価値、が出世には大事です。

●●と言えば・・・、で連想される

自分を「商品」だと考えます。「良い商品」が「必ず売れる」かというと、そうではありません。ちゃんとマーケティングをして、ブランドを作り、営業をする。この活動が必要不可欠です。
それは「私たち自身」にも当てはまります。ただ、真面目に頑張っているだけでは出世できません。自分をブランディングする。つまり「●●といえば君だよね」というブランドを作ることが大事です。
私の場合は「無理難題を言っても、何とか形にしてくれる人」というブランドを作れています。だから、チャンスが回ってきます。あなたは社内でどんなブランドが作れていますか?

対人関係スキルが高い

出世するには2種類あります。
ジェネラリストとしてマネジメントに携わるか、エキスパートとして専門性を極めていくか。
前者の場合は、部下のマネジメントが必要ですし、エキスパートではプロジェクトマネジメントが必要です。いずれにしても、相手の話を理解する力、相手にわかりやすく伝える力、議論をリードする力、など対人関係スキルが求められます。
「対人関係スキルがない=マネジメントができない」とみなされます。

上司に恵まれている

どの上司の下につくか、これは運の要素もありますが、出世への影響は大きいです。
「課長までは上司が引き上げ、課長からは部下が押し上げる」という教えもありますが、上司が「部下の出世」に興味関心がないと、出世しにくい現実があります。一方で、上司自身が早く出世をしている場合や経営陣から信頼を置かれている場合は、出世するチャンスは回ってきやすいです。どの上司につくか、これを戦略的に考えるのは重要です。

能力が高いだけでは出世できない理由

ここまで読んでくださった方は、出世するための「要素」が見えてきたと思います。
ビジネススキルや専門性は前提として、「マインド・姿勢」「独自価値・ブランディング」「上司」という要素は、出世を語るうえでは切り離せないキーワードです。そして、もう一つ大事なキーワード、それは「運」です。笑
「運」と言ってしまうと元も子もないように聞こえますが、実際にはキャリアはラグビーボールみたいなもので、どこに転がるか分かりません。

米スタンフォード大学のJ・D・クランボルツ教授は、
「計画された偶発性理論=個人のキャリアの8割は予想もしていない偶発的なことで決定される」としています。

「運」を引き寄せる力、これが出世には必要です。
「運」を引き寄せる力とは何か。それは「タイミング(機会)を逃さない」ということです。チャンスは無限に転がっています。それに自分自身が気付くかどうか、もう一つはそのチャンスを任せてもらえるかどうか。前者は、自分自身がアンテナ高く時流を読んでおくことが必要です。後者は、前章の特徴4と5の「ユニーク性・独自価値」が必要です。
「ユニーク性(独自価値)」を磨き「タイミング(機会)を逃さない」ことが出世の近道です。

出世のチャンスを掴み取るために、今日から着手すべきこと

1.自分のユニーク性(独自価値)を言語化しておくこと

これは「職務経歴書」などを書いてみると整理が進みます。
転職の際に書くものですが、今すぐ転職をしなくても、書いておくことが重要です。自分の仕事を棚卸し、自分ならではの「ユニーク性・独自価値=強み」を再認識しておきましょう。

2.戦略の潮流を読むこと(世の中の動向に詳しくなっておく)

タイミングを掴むためには、会社の戦略の潮流を読むことが大事です。今後、どこが成長領域か?そこには新たな組織が作られ、人材が登用されます。そういう場所に身を置き続けることがチャンスを掴む一番の方法です。
アンテナを高くするために、ニュースアプリなどを使って日々動向をチェックしましょう。

3.自分のキャリア戦略に合った部署を選ぶこと

今の自分の所属部署において「上司は出世させてくれる人か」「自分の仕事は成長領域か」「自分はいま没頭できているか」を振り返ってみてください。もしどれか一つでもNOがあるなら、部署異動を考えるのも一つです。公募制などは必ずチェックするとともに、社内人脈を増やしておくことで、自分のキャリア選択の幅を拡げることができます。

出世する人の特徴を理解して、キャリア戦略を練り上げてください。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる